アメリカで「ダイナースクラブ」が今までに無い汎用クレジットカード現金化という新しい市場を開拓した後、
続いて参入し、成功させたのは、大手企業を主な相手としていたシティバンクでもチェースマンハッタンでもない、
庶民派の銀行の集まり「VISA」と「MasterCard」です。
日本においても、クレジットカード現金化事業に積極的だったのは、
財閥系の銀行ではなく、バンク・オブ・アメリカからノウハウをいち早く学び「大衆のための銀行」を目指した三和銀行でした。
そして、世界的なホテルチェーン・ヒルトンの「カルテェ・ブランシェ」、
トラベラーズチェックの祖でありノンバンクの「アメリカン・エキスプレス」、
ショッピング業界の雄・シアーズの「ディスカバー」なども参入します。
しかし、クレジットカード 現金化という金融市場においては資金力のある銀行群「VISA」、
「MasterCard」が圧倒的なシェアを握るのは言うまでもないことです。
また、その中でも「VISA」が優位に立った理由の一つは世界的なブランド・システムの統一を先んじて成功させたことが挙げられます。
その他、国民総生産世界第2位を誇る日本から「JCB」という国際ブランドが誕生したのも、
10億超の単一経済圏人口を有する中国が「China Union Pay」を解き放そうとするのも、
また実に自然な流れと言えます。
